ハワイのマリンアクティビティで大人気の「天国の海ツアー」は、カネオヘ湾の沖合にある、潮の満ち引きで浅瀬になった時にだけ出現するビーチです。
青い海に囲まれた真ん中に白い砂浜が出現するという、なんとも絶景なスポットなことが、「天国の海」と呼ばれている由来です。
「天使の海」や「サンドバー」など他の名称で取り上げられていることもありますが、同じエリアを指しています。
ガイドブックで天国の海の存在を知り、写真のような絶景が見たい!と、「キャプテンブルース天国の海ツアー」に、2019年6月のハワイ滞在の際に参加してきました。
今回は、ツアーの内容や参加してみての感想についてご紹介します。
キャプテンブルース天国の海ツアー関連では、他にも、予約前に必ずチェックすべきことや、予約方法と持ち物(あって良かった物・要らなかった物)について紹介している記事もありますので、こちらもご覧ください。
今回参加したツアー
今回参加した天国の海ツアーは、サンドバーツアー最大手のキャプテンブルース社の「キャプテンブルース天国の海ツアー」です。
現地オプショナルツアー予約サイトのVELTRA(ベルトラ )を通して申し込みました。
参加したツアーは、次のような内容でした。
- 乗合クルーズの午前プラン
- シュノーケリング&ウミガメウォッチクルーズ
- ランチ付き
- ホテル↔︎ツアー集合場所の往復送迎付き
キャプテンブルース天国の海ツアーの当日の流れと参加した感想
キャプテンブルース天国の海ツアーの当日の流れと、実際に参加してみてのレビューです。
ツアーの流れは、大きく次のような流れでした。
- ホテルから送迎バスでカネオヘ湾へ
- 乗船準備〜出港
- 天国の海スポットで停泊(マリンアクティビティ・昼食)
- 港に戻る
- 送迎バスでホテルへ戻る
ホテルから送迎バスでカネオヘ湾へ
私が参加したキャプテンブルース社の天国の海ツアーは、往復送迎付きです。
送迎については、事前に場所と時間が指定されます。
指定されたとおり、宿泊していたトランプホテルの前のバス停で8:00に待っていると、送迎バンが迎えにきてくれました。
途中、ワイキキ内のホテルを回って他の参加者をピックアップし、カネオヘ湾まで向かいます。
到着までは40分ほどだったと思います。(バンに揺られて寝ていたら一瞬で到着でした)
宿泊していたトランプホテルについてはこちらの記事でまとめています。
乗船準備〜出航
船着場に着くと、他の送迎バンに乗ってきた人も続々と集まっていました。
一通りの説明と注意事項を聞き、名前を呼ばれて2隻の船に分けられて乗船します。(一隻3、40人位いたかと思います。)
ガイドさんは日本人で、ツアーが終わるまで全てを日本語で説明してくださるので安心でした。
乗船時には、履いて来た自分のサンダルを預けて、裸足で乗船します。
下船時まで預かってもらえますが、他の人のサンダルとごちゃ混ぜになるので、テキトーなサンダルを履いていったほうが良いです。
また、説明時には腕につける酔い止めバンドの販売や、GoPro本体や付属品の浮き具のレンタルについての案内がありました。
ガイドさんの「船酔いしやすい人は気をつけて!」や「GoProが手から離れたらそのまま海の底に沈んで戻ってきません!」という説明で、割と多くの人が酔い止めバンドを購入されていた印象です。
確かに、シュノーケリングで海の底を見てみると、かなり深い…!一度落として沈んでしまった物は絶対に見つからないと感じました。アクセサリー類も要注意です!
船酔いが心配な人、GoProを持参する人はあらかじめ対策グッズを準備して持っていくようにしましょう。
説明を聞いて船に乗り込んだら、ついに出航です。
天国の海のスポットに到着
船が出発して、15分くらいで天国の海のスポットに到着しました。
スポットに到着したと案内された場所に広がっていた景色はこちら▼。
あれっ…?
はい。そうです。まさに、思てたんとちがう・・・ってやつです。
もちろん、ガイドブックなどに載せられている写真は宣材写真なので最高の状態ではあるのでしょうが、青くて透明な海とその中に浮かぶ白い砂浜なんて微塵も存在せず、現実には大人の膝上の高さほどの薄濁った海が広がっておりました…。
ちなみに、ガイドブックで見たのはこんな景色▼
雲泥の差ありすぎ。
実は、天国の海ツアーに参加する前日まで2,3日間はずっと天気が悪く、土砂降りの雨が降ることもありました。(6月末の時期に雨が降るのは珍しい、と現地の方がおっしゃっていました。)
当日は雨さえ降らなかったものの、天気は曇っていて、前日までの雨で海水が濁り、増水してしまっていたようです。
ですので、ツアー会社が詐欺だった、とかそういうことでは決してありません。
期待通りの絶景を見るには、数日前までに遡っての天候が非常に重要なのだと実感…。
このツアーは大人気でベストシーズンは特に予約が埋まってしまうので、旅行が決まったら数ヶ月前からでも予約を入れないといけませんが、その時点で当日の天気を見極めることは不可能です。
雨が少ないと言われている6月末でもこんな結果なのですから、これは自然のパワーには逆らえず、運が悪かったとしか言いようがないです。
現実はこんな状況でも、船が停まった場所から更に海水が浅いエリア(本来白い砂浜が広がっているであろうエリア)まで歩き、写真を撮りながら20分ほどしっかり楽しみました。
「天候の運も含めての天国の海ツアーなのだ」という前提のもとで参加すれば、想像通りの景色に出会えた時の感動もひとしおではないでしょうか。
ちなみに、天候の予測は難しいですが、潮位の予測は可能です。
潮位を予測することで、サンドバーが現れる(=最も潮位が低い)タイミングを狙ってツアー予約を入れることができます。
マリンアクティビティではSUPも初体験!
浅瀬(であったはず)のエリアで一通り楽しんだ後は、少し水深の深いエリアまで移動し、海遊びです。
この時間には、SUP(スタンドアップパドル)の貸出があり、初体験することができました!
興味ある人は自由に遊んでねー、という感じで無料で貸し出してもらえました。
SUPには前から興味があったのですが、機会に恵まれず…だったので、これは嬉しいアクティビティでした。
ちなみに、SUPの他にもカヤックもあり、こちらも自由時間中は貸し出してもらえました。
シュノーケリングで魚やウミガメを見る
SUPのあとは、シュノーケリングです。
ライフジャケットとシュノーケルを1つづつ受け取って、説明を受けながら身に付けていきます。
シュノーケリングで泳ぎに出るエリアは水深がかなり深い場所になるので、器具の不具合確認と使い方確認のテストもしっかり行います。
テスト方法は、海に顔をつけて10秒その場で浮き、水が入ってこないか、ちゃんと息ができるかを確認するものでした。
事前確認が終わったら、全員で1列になって、サンゴ礁に沿って泳いでいきます。
水深が深いシュノーケリングエリアも海水には濁りがありましたが、それでも綺麗な魚をたくさん見ることができました。
南国らしい色鮮やかな魚が群れになって泳いでいたり、ウミガメにも何度も遭遇しました。
人間に慣れきっているのか、泳いでいる時もすぐそばまでウミガメが近づいてきたり、停泊している船のそばでも泳いでいました。
ウミガメも日によっては一度も見れずに終わることもあるそうなので、この点は幸運でした。
アクティビティ後のランチ〜帰港
アクティビティが終わったら、ランチです。
ランチは、サンドイッチ、ミートボール、サラダ、フルーツなどから好きなものをビュッフェ形式で取るスタイルでした。
正直そんなに期待していなかったのですが、種類豊富で美味しくいただきました。
温かいお茶も用意されていたので、海で冷えた身体にありがたかったです。
ランチを食べ終わって少し経つと、港に戻ります。
ランチを食べ終わった後の時間は、海に戻ったり、船の上で休憩したり、過ごし方は自由です。
この間にも、何度もウミガメが船に寄って来ていて、船の上からでも見ることができました。
帰りの送迎について
船から降りると、送迎バンに乗ってホテルに戻ります。
バンの座席は濡れた服で座っても大丈夫なように防水になっていたので、水着の上から着替えの服を簡単に着て乗り込むだけで大丈夫です。
下船からバンの出発まであまり時間はありませんし、着替えられる場所といえば公衆トイレのみですが、個室も2,3個ほどしかなかったので、濡れた水着の上から羽織れる着替えの服を持っていくのが良いと思います。
服装と持ち物についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
午前のツアーに参加するとお昼過ぎにホノルルには戻ってこれるので、午後にはまた別の予定を入れることができます。
まとめ:キャプテンブルース天国の海ツアーに参加しての感想
天国の海については、ガイドブックを見て一目惚れした景色とはかけ離れすぎていて残念だった、というのが正直な感想です。
天候が全てを決める自然相手のアクティビティなので、こればかりはしょうがないことです。
キャプテンブルース社のツアー内容自体は、最大手なだけあってしっかりしたものでした。
シュノーケリング、SUPは十分楽しかったですし、船に乗って海に入って泳ぐ、ということ自体が非日常な体験だったのでまぁ良しかなと。
天国の海ツアーは自然相手のアクテビティであるということを理解し、想像するような絶景は運がよかったら見れるかも?くらいの期待感と心構えで行くことをお勧めします。
その分、実際に絶景が見えた時の感動も大きいはずです。
以上、キャプテンブルース社の天国の海ツアーの参加後正直レビューでした。
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