海外旅行は楽しいけれど、長時間の飛行機移動は苦痛…
こんな風に思われている方、意外と多いのではないでしょうか?
海外在住者の私は日本への一時帰国や旅行で飛行機に乗る機会が何かと多く、長時間フライトに苦痛を感じているひとりです。
昔は、どんなに狭いエコノミー席でもタイトなスキニージーンズで乗り込んで爆睡、到着後は元気一杯遊んで満喫できるくらい平気だったのに…。
今は数時間座っただけで膝が痛い、腰が痛い、お尻が痛い…そうなると寝られないまま現地に到着するので、まずはホテルにチェックインして休みたくなる…限られた旅行の時間が削られる…という何重にも重なる負の連鎖…。
今ではフライトで快適に過ごすために命を懸けていると言っても過言ではありません…!!!
今回は、そんな私が試行錯誤の末見つけ出した長時間フライトを快適に過ごすための「機内快適アイテム」をご紹介します。
なお、長時間フライトで快適に過ごすためには、持ち込むアイテムだけでなく、機内での過ごし方も重要です。
機内での過ごし方については別記事でご紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください。
機内快適アイテムはまとめて小さいバッグに入れて足元に
まず前提として、荷造りをする際に、機内持込の手荷物を以下の2種類に分けておきます。
- 座席の足元に置く小さいバッグ
- 座席上の荷物収納棚に入れるバッグ(機内持込サイズのスーツケースやバックパックなど)
これからご紹介する、機内快適アイテムは、全て①の座席の足元に置く小さいバッグに入れるものになります。
機内快適アイテムを入れる小さいバッグは、荷物収納棚に入れる荷物の中に入れておき、搭乗直前や座席についてから取り出すようにすると空港内の移動中は荷物をコンパクトに一纏めにしておくことができます。
小さいバッグはどんなものでも良いですが、自分の足元スペースが邪魔されないようにコンパクトで軽いものが良いです。
私は、折りたたみのエコバッグに機内快適アイテムを入れて持ち込んでいます。
旅行先では、そのエコバッグを常に持ち歩いて、必要な時にサブバッグとして使っています。
日本ではレジ袋有料が当たり前となりましたが、海外にもレジ袋有料の国は多いです。
旅行先でも1つ持ち歩いておくと安心です。
私がこのエコバッグに入れてフライト中に足元に置いている機内快適アイテム一式を、以下のカテゴリーに分けて、順番にご紹介していきます。
- 乾燥対策アイテム
- 寒さ対策アイテム
- 疲労対策・安眠アイテム
- その他手元にあると便利なアイテム
乾燥対策アイテム
機内は乾燥するので、乾燥を防ぐために準備しておきます。
1.マスク
席に着いたら、すぐにマスクを着けるようにしています。
滞在先のホテルのお部屋も乾燥していることも考えて、往復フライト+宿泊日数分の枚数をジップロックに入れて持って行っています。
私はコロナの前から乾燥対策でマスクを頻繁に使っていましたが、今ではあえて取り上げる必要もないくらい、万人の必須アイテムとなりましたね。
2.ハンドクリーム・リップクリーム
こちらも、乾燥を感じた時にすぐに使えるように手元に置いています。
ハンドクリームやリップクリームは液体とみなされて没収されるケースがあるらしいと聞いたことがあるため、小さいサイズの物を選んで、念の為ジップロックに入れるようにしています。
ちなみに、今使っているハンドクリームは、ロクシタンのミニサイズのものです。
周りに迷惑にならない程度に自分だけにフワッと香るロクシタンの香りが癒し効果アップです。
こちらは、ハレクラニに泊まった時にホテルからのギフトとしていただきました。
リップクリームは、保湿力重視しつつ手軽に購入できる物を選んでいるので、ニベアを利用することが多いです。
3.メガネ・コンタクトレンズ・目薬
メガネ、コンタクトレンズ、目薬は、普段コンタクトレンズを利用している私にとっては欠かせない目の乾燥対策3点セットです。
乾燥した機内でコンタクトレンズのまま過ごすと目が乾いてしまうので、機内では必ずメガネで過ごし、少しでも乾燥を感じたらこまめに目薬をさすようにしています。
そして、到着前に機内でコンタクトレンズに付け替えています。
寒さ対策アイテム
寒さ対策を万全にするためには多目に持っていきますが、出発地や到着地の気温で服装が異なることと、利用する航空会社を考慮して、機内に持ち込むアイテムを選んでいます。
4.上着
日系エアラインだと温度管理もされていて、備え付けのブランケットがあれば上着が不要なこともあるのですが、外資系エアラインは機内が極寒のことが多く、さらにLCCとなればブランケットが無い…。
夏場は半袖なので、パーカーや薄手のカーディガンなどを必ず持っていくようにはしていますが、どんな分厚さの上着を持っていくかは利用する航空会社の機内の状況を下調べしています。
逆に、冬場はたくさん着込んだ状態では機内で暑すぎてしまうこともあるので、分厚いニットやタートルネックの服は着ないようにして薄着で乗り込み、上着で体温調節できるようにしています。
5.靴下
夏場に素足でサンダルを履いている時に持っていきます。
冷房の効いた機内で素足で過ごすと足先が冷えてしまうので、薄手の靴下一枚があるのとないのでは全然違います。
疲労対策・安眠アイテム
6.ネックピロー
首をがっちり支えてくれるので、首の力を抜いてリラックスした状態が保てます。
寝ている時に隣の人の方に不意に倒れてしまうことの防止にも。
これを使い始めてから、フライト後の首の疲労が全然違う!ということを実感し、感動しました。
私は荷物を小さく纏めたいので、持ち運ぶときは空気を抜いて付属の袋に収納できるこちらのネックピローを使っています。
ネックピロー本体についたポンプを手で押して空気を入れるため、口をつけて息を吹き込む必要はなく、簡単で衛生的。
カバーは手触りの良い生地で、取り外して洗える点も気に入っています。
7.アイマスク
自然に眠くなったり、映画を観ながら寝落ちしてしまうときは良いのですが、どうしても眠れない時に利用しています。
視界が強制的に暗くなるので眠りに入りやすくなりますし、もしそのまま眠れなかったとしても、目だけでも休めることができます。
今のところ、アイマスクならこれ!という物はなく、ANAビジネスクラス搭乗時にアメニティでいただものが残っているので、それを利用しています。
8.スリッパ
席に座っているときは、少しでも足の圧迫感を減らすために靴を脱いで靴下のみで過ごしています。
サンダルの時は不要なのですが、スニーカーなど脱ぎ履きのしにくい靴の時はお手洗いに行くときにスリッパを使用しています。
スリッパもこれ!という物はなく、ホテルのお部屋で使ったものをいただいてフライトに持っていき、使い捨てにしています。
使い捨てにしている理由は、衛生面が気になったからです。
以前は持ち運びできるコンパクトサイズの折りたたみスリッパを使っていたのですが、機内のお手洗いの床が汚れていた時に、(利用後に除菌ウェットティッシュでスリッパの裏側を拭くとしても)それをそのまま長期間自宅で保管して次のフライトに使うことに抵抗を感じてしまいました。
旅行などの場合、行き帰りの間は長くても1週間程度なので、そのくらいの期間なら保管していても大丈夫かな…と、往復で一足を利用しています。
あと、お手洗いに行かなかったフライトでは、捨てずに次のフライトでも利用したりしています。
これは自分で許せる範囲がどこまでか次第なので、自分に合う方法を見つけてみてください。
スリッパの利用方法は色々あると思いますが、機内でスリッパを履くこと自体は、足の圧迫感が減り、靴の脱ぎ履きも煩わしくないのでオススメです。
その他手元に置いておくと便利なアイテム
ここからは、これまで上記でご紹介した以外で、手元に置いておくと便利なアイテムのご紹介です。
9.歯ブラシセット
フライトの間に機内食をいただくし、やはり長時間歯磨きをしないのは気になるので必須アイテムです。
日系エアラインだとエコノミークラスでもお手洗いに備え付けられていることもありますが、品切れになっていたり、そもそも提供が無いこともあるので準備しています。
ビジネスクラスではアメニティで提供されるので不要ですね。
ホテルに連泊して歯ブラシは毎日同じものを利用していてもハウスキーピングは清掃のたびに補充してくださるので、それをありがたく頂戴し、機内で使い捨てで利用しています。
10.イヤホン
機内エンタメで映画を観るときにあると便利です。
必ずと言っていいほどイヤホン又はヘッドホンは提供されますがクオリティがあまり良いものでは無く、音が聞こえにくかったり、すぐにズレて落ちてきてしまったり…
狭い機内で唯一のエンタメ要素である映画や音楽をストレスなく楽しむためにも、ご自身に合うイヤホンを持参されることをオススメします。
11.書類記入に必要なもの:パスポート・ボールペン・滞在先情報のメモ
これらは、空港で提出する用紙を機内で記入するために必要なアイテム一式です。
ボールペンと一緒に、パスポートも必ず手元に置いておきましょう。
そして、忘れがちなのが滞在先の住所や電話番号の情報。
入国書類に滞在先情報の記入が求められる国がほとんどです。
ホテルの予約票を印刷して持っておくのでも勿論良いですが、スマホのメモ帳やスクリーンショット画像など機内モードでも確認できる機能に保存しておけば簡単です。
まとめ:気になるアイテムは小さいバッグにまとめて座席下に持ち込みどんどん試す
以上、私が機内で快適に過ごすために利用しているアイテムのご紹介でした。
機内で快適に過ごす秘訣は、座席周りを充実させることにあります。
気になったアイテムは小さいバッグの中に入れて機内に持ち込んで試しながら、自分好みのお気に入りアイテムや快適な過ごし方を見つけてみてください。
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