ハワイ、ワイキキのシンボルとなっているダイヤモンドヘッド。
ワイキキから眺めるだけでなく、トレッキングコースも整備されていて頂上まで登ることができます。
今回は、ダイヤモンドヘッドに登った時のことをレポします。
当日、予定では朝7時にホテルを出発して、朝一番に登るつもりでしたが、朝起きたら雨…。
結果的にダイヤモンドヘッドに登ったのですが、決行するか見送るかを決める際は、雨上がりの登山道の様子が気になり、非常に迷いました。
天気の様子を伺いつつ、雨がやんだ午後から登山しました。
そこで今回は、
- 雨上がりでもダイヤモンドヘッドに登れるの…?
- 登山道や足元の状態
- ダイヤモンドヘッド登山に必要な持ち物、服装
など、雨上がりならではのダイヤモンドヘッド登山の様子についてあわせてご紹介します。
ダイヤモンドヘッドとは
ダイヤモンドヘッドは、約30万年前の噴火によってできました。
標高は232メートルと低く登山道も整備されているので、初心者でも登ることができると言われています。
ダイヤモンドヘッドへの行き方
行き方は5通り
ダイヤモンドヘッドへは以下の方法で行くことができます。
- ワイキキトロリー(グリーンライン/ダイヤモンドヘッドエクスプレス)
- The Bus(23番/2番)
- レンタカー
- タクシー(Uber)
- ツアー利用
Uberを利用して素早く向かう
今回、私はUberを利用しました。
登ろうと決めたのがお昼過ぎだったこともあり、早く到着して登り始めたかったのでUberを利用することにしました。
ロイアルハワイアンセンターから乗車して、ダイヤモンドヘッド登山口まで15分ほどで到着しました。
バスで向かった場合、最寄りのバス停から登山口まで10〜15分程歩かなければいけませんが、タクシーの場合は登山口まで直接車で向かうことができます。
Uberはハワイ滞在中に何度か利用しました。
ワイキキ周辺の観光であれば、基本的にはバスと徒歩で問題なく楽しめますが、車でしか行けないローカルなお店に向かう時などはUberが便利です。
バスより速いですし、人数と距離次第では料金がバスと同じくらいの金額になることも。
料金的にはバスの方が安い場合もあるかもしれませんが、目的地へ最短時間で向かう方法であることは確かです。
Uberアプリでタクシー手配ができるようになるまでには、個人情報登録などを済ませておく必要がありますので、ハワイに着く前に登録を済ませておくことをオススメします。
ダイヤモンドヘッド登山の服装と持ち物
服装は普段着でOK。必ず靴を履く!
服装は、ジムで運動したりランニングで着ているているトレーニングウェアがあれば十分です。
そのような服がない方でも、ジーンズとTシャツなど動きやすい普段着で問題ないと感じました。
わざわざ専用の服やトレッキングシューズを新調する必要性はありません。
でも、必ずスニーカーを履くいて行くようにしましょう。
実際に、大人・子供問わずクロックスやビーサンで登っている人もお見かけしましたし、ワンピースと厚底サンダルで登っている強者女性も…
しかし、いくら初心者コースといえど、やはり山道です。
整備されていない道で岩がゴツゴツしている所もあり、斜面をビーサンやクロックス、ましてや厚底サンダルで登るのは危険です。
当日の天候に合わせて体温調整できる服装にする。日焼け対策も忘れずに
参考までに、当日の私の服装です。
ジムで運動したり、ヨガをする時の服装で行きました。
- ヨガパンツ(くるぶし丈のスパッツ)
- タンクトップ(トレーニング用)
- ランニングシューズ
- キャップ
なお、最初は上着にUVカット素材のラッシュガードを着ていましたが、湿度、気温ともに高かったため、早い段階で脱いでしまいました。
当日の天候に合わせて、上着などで体温調整ができるようにしておきましょう。
日焼け対策については、本来であればハワイの紫外線は強いので肌を覆っておいたほうが良いのですが、私は何が何でも日焼けしたくない!というタイプではなく、曇っていたこともあり、日焼け止めをしっかり塗ってキャップを被るくらいのことしかしませんでした。
こちらについても、当日の天候に合わせつつ少なくとも日焼け止めだけは必ず塗り、対策をしておきましょう。
また、途中の道には岩がゴツゴツしているところがあり、転んだり擦りむいたりする可能性もありますので、長いズボンやスパッツなどでくるぶしまで覆っておいた方が良いとも思いました。
持ち物は両手が使えるようにバックパックに入れて行く
持ち物は最小限に、そしてなるべく身軽で行きましょう。
そもそもがそれほど重装備で登る程のコースではありませんが、トレッキングコースを登ることにはなりますので、大きくて重い荷物は負担です。
手すりを持って階段を登ったり、水たまりを避けて岩肌に手をつきながら道の端を歩くこともありましたので、両手が使えるように荷物はバックパックに入れて行くことをお勧めします。
私が実際に登ってみて、必要だと思った持ち物は以下です。
- 汗拭きタオル
- 飲み物
- 日焼け止め(こまめに塗り直す場合)
- 上着(当日の様子を見ながら)
- 雨具(傘またはレインコート。こちらも当日の天候次第で)
以上です。これだけです。
記事を書くにあたって改めてよく考えたのですが、持ち物は意外と少なかったです。
必須なのは汗拭きタオルと飲み物の2点だけで、その他3点は天候に合わせて要否を判断していただければと思います。
あと1つ追加するとすれば写真を撮るためのスマホやカメラでしょうか。こちらは言わずもがなですね。
飲み物は事前に調達しておく
持ち物の中で特記したいのは、飲み物についてです。
飲み物は必ず持って行くようにしましょう。
私たちはワイキキで飲み物を買う時間がなかったのですが、ダイヤモンドヘッドに着いてから登山口で買えるだろうと考えていました。
確かに自動販売機が登山口の隅の方に置いてあり、買うことはできましたが、飲み物の選択肢がミネラルウォーター一択のみ、金額すら書かれておらず…。
とりあえずお金を入れてみたのですが、一部は釣り銭受けに戻ってきてしまったので、ボタンを押してミネラルウォーターが出てくるまで釣り銭受けや財布からお金を投入していたので、結局1本いくらだったのかわからず…。
なんだか怪しいしめんどくさいので、飲み物は事前に調達しておきましょう。
実際に登ってみた
当日の天候と登山のスケジュール
当日は6:30に起きるとザーザー降りの雨が降っており、この時点で一旦ダイヤモンドヘッド行きを中止しました。(晴れていれば7時頃にはホテルを出発する予定でした。)
8:00頃にとりあえず朝ごはんを食べに外出した時は、雨はパラパラ降っている程度でした。
その後、ランチを食べに再度外に出た際は、曇っているものの完全に雨が止んでいたため、一か八かでお昼過ぎからダイヤモンドヘッドに登ることを決めました。
当日の登山スケジュールは以下の通りです。
- 14:00Uberでロイアルハワイアンセンターを出発
- 14:20登山口に到着&登山開始
- 15:00頂上に到着休憩&撮影タイム
- 15:20下山開始
- 15:40登山口に到着登山口で売られているパイナップルジュースで休憩
- 16:00Uberでワイキキへ戻る
記載している時間はおおよそですが、だいたいこんな感じでした。
休憩しつつ写真を撮りながらゆっくりペースで登り、頂上まで40分程でした。
帰りは下り坂なので20分程で下山。
16:00前にはダイヤモンドヘッドを後にしました。
トレッキングコースの様子
この看板が登山口の目印です。
最初の方は綺麗に整備された緩やかな登り坂の道が続きます。
この辺りは道も乾いていて、雨上がりでも足元は気になりませんでした。
途中に開けた場所もあり、自分が歩いてきた道が見下ろせます。
木には葉が付いていなかったり、岩肌が多かったり…景色は全体的に茶色です。
途中、2,3ヶ所ほど水たまりになっている場所がありました。
軽くジャンプして飛び越えたり、岩肌に手を付いて道の端を歩きながら水たまりを避けて通ります。
足元が濡れたり、靴に泥がついたりすることはありませんでした。
足首まで覆った服装や、両手が使えるバックパックに持ち物を入れることをおすすめするのはこういう道があるためです。
そして、山道を登った後に待ち構えているのが、急傾斜一直線階段。
これはかなり足にこたえました…。
一直線階段を登りきったら、トンネルのような暗くて細い通路を歩きます。
この暗い通路を抜けたら、ワイキキと青い海を見下ろす景色が広がっているはず…!と期待していましたが、通路の先にあったのは螺旋階段でした。
螺旋階段を登って石造りの階段を超えたら、頂上に到着です。
肝心の景色は残念…。かなり曇っていて視界が悪いです。
下山してホテルに戻った頃にはまた雨が降ってきたので、この頃から既にワイキキ上空の天候は怪しかったのかもしれません。
晴れていたら、青い海とワイキキの街が一望できて、絶景だったのだろうと思います。
こちらは、ワイキキ側とは逆サイドの景色。
曇っていますが、それでも海の青さはわかります。
登った後にはご褒美が待っている!
登山口にある売店で、パイナップルカットやパイナップルスムージが売られています。
こちらが、そのパイナップルスムージー。
パイナップルを丸ごとくり抜いた中に、フレッシュなパイナップルのスムージがたっぷりと入っています。
疲れた身体に冷たくて甘酸っぱいスムージーが沁み渡ります…!
見た目も、飲みごたえも、文句なしのご褒美です。
まとめ:雨上がりでもダイヤモンドヘッドに登れるけど、おすすめするのはやはり晴れた日
雨上がりでも、ダイヤモンドヘッド登山は問題なく行えました。
途中2、3回ほど水たまりに遭遇しましたが、滑ったり、進路を阻まれるような状態ではありませんでした。
今回は、雨は午前の早い時間に降ったのみで登ったのは午後からで、登山途中に雨が振り出すこともなかったために、良い具合に道が乾いていたということもあるのかもしれません。
雨上がりで登れると言っても、やはり晴れた日の登山をおすすめします。
頂上から見渡す青い海とワイキキの景色は、晴れている時の方が断然に綺麗です。
しかし、限りあるハワイの滞在時間、他にも予定がありますよね…。
今回の私と同じように、日程的にその日しか登る日がないからどうしても登りたい、とにかく登った実績が欲しい、という人は心残りは残さないためにも登ってみてよいのではないでしょうか。
もちろん、当日の状況や様子を見ながら判断するのは大切なことですし、初心者コースと言えど晴れの日以上に準備は万端に、気をつけて登ってくださいね。
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